10月2日より開催の展覧会
オココニックとは
表現する主体であり、対象である
極めてデジタルで、アナログである
制限と自由である
伝達させるメディアである
私たちが偶然生まれ落ちた現代は、 デジタルによってこの世に実在しないものがあたかも、 実在するかのようにいとも簡単に表現できるようになっている。 もはやそれは日常である。
そのことはもちろん、誰もが気づいている…
いや、そんなことはない。昨今、 虚構の世界と実在の世界の絶妙なパワーバランスが崩壊し始めたと 同時に、 私たちは徐々に想像することを放棄しているように感じる。 それも想像していないことに気づかないほどに、かなり自然に。
哲学者のパスカルは『パンセ』で「人間は考える葦」 であると言った。
歴史学者のユヴァルは「 人間は想像することで虚構の世界でも協働できる」と言った。
虚構の世界のパワーが大きくなり続ける今、 それと逆行し考えること、想像することを放棄する私たち。 ありのままを見るのではなく、その背景にある空間、 余白を想像する。
展示を通して、そんな機会をお届けしたい。
メンバーの共通点は小学校5、6年の同級生。 以来10年ぶりにこの展示会のために集まった3人。
美大生、元アイドル、フリーター。 交わることのなかった10年間、 それぞれが経験し感じてきたものから生まれる作品と、 小学校というアイデンティティの中に見られる3人の共通意識が生 み出す作品の数々は、 来場者のイマジネーションを五感を通して刺激する。
SCHEDULE
2019.10/02(水)~2019.10/6(日)
平日16:00-22:00 土日11:00-22:00
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