6月29日より開催の展覧会




展覧会名:相磯桃花個展「人間じゃない!」
会期:2018629()78()
会場:rusu「ナオナカムラ」
東京都目黒区下目黒349
開場時間:14:0020:00 木曜日休み
入場料:無料
作家:相磯桃花
080-4347-1887(展覧会担当:中村奈央)

「人間じゃない!」プレスリリース

この度、目黒にありますrusu「ナオナカムラ」では、相磯桃花個展「人間じゃない!」を開催いたします。

相磯桃花は、これまでに「LITTLE AKIHABARA MARKET」(2014/ROPPONGI HILLS A/D GALLERY)をはじめとする多数のグループ展へ参加や、「BOYS LOVE」(2016/新宿眼科画廊)の企画など、積極的に活動の幅を広げています。

相磯の描く萌え絵とされるアニメ調のキャラクターは、単なる絵のクオリティの高さや可愛さだけで成立することなく、彼女の冷静な視線と暴かれていく自己認識に加えて、どこか不穏な空気が漂います。
今展は彼女にとって8回目の個展であり、ナオナカムラでは今年2月に開催した個展「私がした暴力」から4カ月ぶり3回目の開催です。
前回の個展「私がした暴力」では、キャラクターに対して私たちがしている無意識からなる干渉を暴力と捉え、キャラクターと私たちの関係性を無機質なホワイトキューブ内に映し出しました。
そんな「私たちの内面がキャラクターをつくりあげている」というアプローチとは相反し、「既にそこに存在するキャラクターから想起する私たちの内面」というアプローチから試みる今展覧会では、キャラクターの独立をモチーフに、干渉を受けずに独立して生きるキャラクターの存在を目指します。

例えば、キャラクターゲームではゲームのプレイヤー(=私たち)とキャラクターとの間で仮想上のストーリーが展開されていきますが、プレイヤーは無意識に「もし、私がこのキャラクターだったら」という、パラレルとしての自己を認識、シミュレーションをすることが出来ます。
それは、そこに存在するキャラクターから引き出された自己であり、キャラクターの一部です。

プレイヤーから分離して、独立した存在として生きるキャラクターの姿を生活感の漂う古民家を舞台に未発表の新作で構成します。
また、相磯と交流のあるゲストをお迎えし、コラボレーション作品も発表予定です。

キャラクターそのものとしての存在を描く、相磯桃花個展「人間じゃない!」をこの機会にどうぞご覧ください。

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